2012年8月、アメリカでポストフィナステリド症候群財団(PFS)が設立されました。
この財団の役割はフィナステリド症候群が身体に及ぼすリスクや薬の服用を中止してもなぜ発生するのか。
全世界で取り組まれているフィナステリド症候群の治療の臨床データの情報収集をおこなうことで有効性や治療方法の研究に役立てることが目的です。
1. PFSの遺伝的危険因子
2. PFSの患者においてアンドロゲン受容体の動向
3. PFSの患者のホルモン動向
4. PFSの患者における全ゲノム遺伝子プロファイルとパスウェイ解析
5. PFSの患者における神経ステロイドレベルのデータや研究
など、データや研究を一括して管理、多方面の専門医(皮膚科、泌尿器、内分泌、脳神経)など他科の医師や学会間で共有されないフィナステリド症候群の様々な情報を共有することで新しい治療やフィナステリドの安全使用を行うために設立されました。
多くの方が医師であれば誰でも国内外の情報を共有しているとお考えのようですしフィナステリドに対して皮膚科医、泌尿器科医、内分泌科医など専門分野の垣根を超えても同じ見解でいるとお考えのようですがこの考え方が一番の間違いです。
EUですでに3年前に確認されていたフィナステリド症候群がイギリスに情報が伝わり問題視されたのが2010年。EUやイギリスのフィナステリドの注意書きの追記などがアメリカで話題になったのが2011年。その後、1年をかけて2012年にアメリカで注意書きの追記やメディアで話題となりましたがフィナステリド症候群が各国に広がるきっかけとなったのは一般の方達の間での情報共有や個人や団体がフィナステリド症候群に対してのHPを開設したことがきっかけです。
日本では未だに一般の方達にもその情報が知られておらず、海外の訴訟や注意書きの追記も報道されておりません。これまで繰り返し海外のフィナステリドの事情などをご紹介して参りましたが一部の方達には医師からも説明もなく、他で報道を目にすることもないこと。アメリカは元々訴訟大国だから裁判も大げさなのではないかというご意見をお持ちの方もおられるようですがそれであればポストフィナステリド症候群財団など設立されることがあるでしょうか?
何より、今後は各方面の医師や研究者が設立したPFS財団に各国の情報が集約されることでフィナステリドの安全使用、後遺症が出た際の治療法など今後の研究に役立つ情報が集まる事で様々な研究にも大きく役立ちます。
さらには服用を検討される方はもう一度、医師と相談をされることもでき、何よりも薬を処方する医師がより慎重な説明と処方してからのアフターフォローを行います。
ひとつ心配なのがフィナステリドの後遺症や副作用の情報を全く把握していない日本の医師にどのようにしてフィナステリド症候群という症状が周知され、このような財団の存在を知るかによって日本でのPFSの患者を減らすことができるかが大きく影響すると思います。
またフィナステリド症候群財団の設立をご覧になり、どのようにお考えになるかはご本人次第です。ですが多方面の医師や研究機関、PFSに苦しみ患者様などが集い財団まで設けるというのはその症状に見舞われている方達がどれほど多いということか。また薬の服用を中止すれば改善すると言った程度ではありません。
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http://kaminonayami.net/blog/ (2011年12月までのブログ)
http://ameblo.jp/ikumouhatsumoujp/(2012年2月からのブログ)